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そのあとは皆でご飯食べて、午後は自分たちのクラスに戻って授業
だけど、ケイトさんが一年Sクラスの担任を辞めさせる手続きとか色々しなきゃいけないからって………
何故か僕が授業をすることに……
ユウ「えーと、じゃあ魔法陣の授業だよね…」
ケイトさん曰く、ユウリアスの好きにしていいよ………だって
ユウ「じゃあ…魔法陣の……力の流れと強さの度合いに使われる図形だけど、簡単に説明すると、三角はトゲトゲで攻撃力高そうだから攻撃系、四角は固くて丈夫そうだから結界系、その他の多角形は補助系です」
補助系が一番難しいんだよね
ユウ「この図形を組み合わせて応用もできるし……初級魔法並なら三角一個、中級魔法並なら二個、上級魔法並なら三個……という感じに、威力にあわせて重ねていきます」
だから三角をずらして重ねると星みたいになるんだ
ユウ「ただ、威力を上げるとその分だけ魔力を消費するのは魔法と一緒だね」
キーちゃんが魔法陣に何の図形を使えばいいかわからないって言ってたから、簡単に説明してみたよ
ユウ「あとは古代語だけど……これは意味と文字を覚えるしかないね、えーと……」
ボックスの中から昔使ったノートを出す
ユウ「基本の火、水、雷、風、土の意味と文字を黒板に書くよ」
まぁ意味というか、読み方だけど…
表みたいにして書いたら、皆ノートに書き写してた
ユウ「古代語は一つの文字で意味を表すことができるから、魔法陣に欠かせないんだ……『炎』でホノオだし、『氷』でコオリだし……」
委員長「質問、ユウリアスや先生の魔法陣は一文字だけではないのだが……あれは?」
ユウ「えーと…二つ合わせて新しい意味を作れるんだ『冷風』なら冷たい風ってことだね」
なんか、皆へぇーって感心してくれてるけど………
日本人だった僕には当たり前みたいなことだからなぁ…
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