12512人が本棚に入れています
本棚に追加
ユウ「みんなー!僕は濡れただけなんだから、酷いことしちゃダメだよー!」
上に向けて叫ぶと、窓から顔を覗かせる精霊王さん達
……可愛い
ユウ「光さんはちゃんと回復してあげてー!」
コクリと頷いて顔を引っ込めた光の精霊王さん
眩い光りが窓から溢れると、また光さんは顔を出した
……ん?なんで皆、こっちに来ないのかな?
クリス「やり過ぎたと思ってユウリアスに怒られるんじゃないかと思ってるんだろうね、不安な感情の匂いがする」
あぁ
ユウ「僕のためにしてくれたんでしょ?やり過ぎはいけないけど、怒ってはないよ」
僕が言うと、ワラワラと窓から飛び出してきた精霊王さん達
ジェ「さっきから何を言ってるのか、ちゃんと説明しなさい」
ケイト「ユウリアスは精霊王達と友達でね、ユウリアスに意地悪した奴等に精霊王達がお仕置きしたんだよ」
ケイトさんが皆に説明中
キバ「精霊王!?」
アベ「最強じゃないか…」
僕の周りでフヨフヨ浮かんでる精霊王さん達、皆お兄さんやお姉さんって感じ………あ、でも土の精霊王さんはおじいちゃん言葉なんだよね……見た目若いのに
ユウ「ありがとう皆、僕は大丈夫だからね」
とりあえずお礼はしないと
ジェ「ちょっと!精霊王達、実体化できないわけ?できるでしょ!しなさい!」
あれ?ジェイちゃんが怒ってる…
ジェイちゃんに言われて実体化した精霊王さん達
……実体化できたの!?
皆にも見えるようになった精霊王さん達だけど、ジェイちゃんはなんと正座させた
ジェ「確かに、ユウリアスに水をかけた奴はボコボコにしたいわよ?でも、見えないあんた達が魔法で色々やるとユウリアスがやったと思われるじゃないの!やるなら見えるようにして身分をあかしてからやりなさいよ!」
……あぁ、それは考えつかなかったなぁ
そっか、色々な属性を持つのは僕かケイトさんだけだもんね
最初のコメントを投稿しよう!