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ずぶ濡れ事件の次の日
風邪も引かず、元気に教室にやってきた僕
ん？
何故か皆が僕の机の周りに集まってる
ﾕｳ「おはよう、どうかしたの？」
ｱﾍﾞ「あぁおはようユウリアス、それがな…これの意図がわからなくてな」
アベ君が見てるのは、僕の机の上に置いてあるお花
……確かにわからないね
亡くなった人のお墓とかにお花を飾るのはこっちでもあるんだって
生徒だと花瓶にお花を入れて机に置くらしい
そう、花瓶にお花だったら、暗に死んでくださいってメッセージとかのイジメ
花束だとただのプレゼント
………本格的な生け花ってどうなの？
お皿？に剣山が置いてあって、それに綺麗な花が生けてあるの
ﾕｳ「とりあえず、綺麗だから飾っとこうよ！」
どんな意図があるかはわからないけど、凄く綺麗だし
捨てるのは花が可哀想
教卓横に机を出して、そこに置いておくことにした
お花があると、気分が華やぐよね！
誰かは知らないけど、ありがとう!!
僕はニコニコしながら席につき、教科書とかを机に入れ………あれ？なんか入ってる
手紙？
ﾕｳ「えーと、『本日放課後、体育館裏でお待ちしています』」
今日は購買部という名のスーパーでお肉のタイムセールがあるんだけど…
貴族だからってお金を無駄遣いしないように、夕方の一時間だけ特売したり、庶民的なこともしてるんだよね、この学園
ひき肉が三百グラムで二百Ｇとか、買うしかないよね！
………ケイトさんに買い物お願いしよう
ﾕｳ「でも、差出人がないなぁ？誰だろ？」
言ったら悪いけど、字が下手！
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