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でも、僕は怒ってるんだよ!
ユウ「校則違反しちゃうけど、あとでちゃんと反省します!」
前置きしてから、僕は学園の敷地全てに魔力を拡散させる
ジェ「何よこの魔力量は!!」
アベ「この広い学園全てに拡散されてるな…」
キバ「食い物系に関しては容赦ねぇな…」
拡散した魔力を通して、和みや癒し……とりあえず天使成分を放出、それにプラスして全体に声を届ける
ユウ「突然ごめんなさい、ユウリアス・サリカです……とりあえず僕にトマト投げた人に伝えます…………食べ物を粗末にしちゃいけません!人として食の大切さがわからないなら一回スラム街にでも行ってきなさい!!トマトを無駄にしたこと、僕は怒ってるからね!」
それだけ言って、僕は魔力をおさめた
キバ「………いや、ぶつけられそうになったことも怒れよ」
ユウ「ん?それは当たらないから全然平気だよ?今日から殺気だけじゃなくて、敵意とかも警戒するようにしたの」
だから大丈夫
周りにいた人達は呆気にとられてたけど、直ぐに頑張れとか言って、自分の教室に戻っていった
僕らも移動しなきゃ!
急いで実習室に入ると、ケイトさんが大爆笑してた
ケイト「あはははは!流石ユウリアス!マジ天使!!」
……僕、そんなに面白いことしたかな?
クラスの皆も苦笑いで僕を見てる
ケイト「まぁ、その気になれば犯人なんて直ぐにわかるし、それほど重要視してないんだろうけど……流石に全校生徒にトマト一つ無駄にしたことを怒ってる宣言は予想外だったよ」
落ち着いたのか、説明はしてくれたけど………
ユウ「そ、そういえば全体に声が届くようにしたんだった………」
怒ってる宣言って………恥ずかしい!!
暫く顔を真っ赤にして、僕は授業を受けたよ
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