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授業は傷薬をつくるだけだから、パパッと終わらせた
終わりの時間になったとき
『ポポポポーン……二年Sクラス、ユウリアス・サリカは授業が終わり次第風紀委員室まで来るように…………ポポポポーン』
……………ポポポポーン?
ジェ「あら、やっぱり風紀に呼ばれたわね」
アベ「まぁ、あれだけ派手にやればな………よし、俺もついていこう、風紀委員は生徒会に並ぶイイオトコの集まりだからな………」
アベ君、何で魔武器の青ツナギ着て、チャックを上げ下げしてるんだろう?
キバ「お前……」
アベ「勿論、意思確認はするぞ」
キーちゃん、尻尾巻いてる
ケイト「次は魔法実技だからなぁ……」
ユウ「大丈夫、ちゃんと謝ってくるね……ケイトさんも皆も授業しててよ、一人で大丈夫だから」
何故か皆が渋ったけど、クリスも居るからって納得してくれた
皆過保護だなぁ…
実習室から風紀の部屋に向かう
普通の教室がある方の最上階に生徒会室とか風紀委員室とか、会議室とかあるんだよ
だから遠いんだよね
………ん?
ユウ「ねぇクリス、何か声がしない?」
クリス「する……この先の部屋だ」
僕は確認のためにその教室に近づく
何してるのかな?
そーっと耳を壁に当ててみると………
「「「申し訳ありませんでしたー!」」」
三人くらい、ドアから出てきて土下座した
………え?
「カツアゲしようだなんて俺が間違ってました!」
「俺はなんて酷いことをしてしまったんだ!」
「いつも金を奪う俺はなんてろくでもないやつなんだ!」
……なんか、三人して懺悔を始めちゃったね
部屋の中を見ると、気の弱そうな一年生が涙目ではあったけどポカーンとしてた
ユウ「えと、じゃあ皆で風紀委員室に行こうか…」
「「「どんな罰でも受けます!!」」」
………そうしてください
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