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ユウ「言っておきますが、渡すのは外にいた人達の分だけですよ?」
シンリ「何故…」
ユウ「彼らはまぁ僕のせいですから責任はとりますけど、他の人達を取り締まるのは風紀の仕事です……僕や道具に頼るだけなら堕落しちゃいますよ?そんなの僕は手助けしたって言わないんです」
便利なのはいいけど、それで努力をしなくなるなら無い方がいいと思うんだ
ちゃんと自制して使えるなら大丈夫だけどね
クリス「違反者が出ないと思い込んで大きな見落としをするよりはいいんじゃないか?」
ユウ「僕もそう思うよ」
それに、和みの魔法陣の効果を超えるほど悪い人には効果ないし
シンリ「……わかった、風紀の名において違反者は俺が取り締まる……外の奴等分のブレスレットが君の魔法使用の処分としよう、時間を取らせたな…帰っていいぞ」
僕は委員長さんに人数分のブレスレットを渡して、退室した
クリス「なかなか美味しそうな奴だったな」
ユウ「食べちゃ駄目だよ!?」
クリス「嘘だよ」
クリスは食いしん坊だから、美味しそうな…とか本気に聞こえるよ
クリス「ほら、さっさと訓練室にいかないとそろそろ授業が終わるぞ」
ユウ「えっ!?急がないと!!」
僕は急いで訓練室に向かって、訓練室に入るとまだ授業は始まったばかりだった
クリス「ユウリアスは凄く騙しやすい」
ユウ「……クリスってば…」
困るような嘘はつかないけど、僕が慌てるのを見て楽しむのは趣味が悪いよね
ユウ「今日の夕食、クリスにはサラダしか作ってあげないからね!」
クリス「うわ、ごめんって!」
フフフ……食いしん坊の弱点は把握済みなんだよ!!
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