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授業は全部終わって放課後
僕は呼び出された場所に来ています
皆には帰ってもらったし、ケイトさんにはお買い物たのんだし
クリスだけ一緒に来ています
ユウ「まだかな?」
クリス「周りに人の気配はないけどね」
だよねー?
待ちぼうけ狙い?
違うよね?
クリス「ん?今探知範囲内に入った数名の人間がこちらに向かって進行中」
あ、ホントだ
もう少し待ったら来るね
あ、見えた
………あれは、女子だ
「ふん、居たわね」
「何で呼び出されたかわかってるんでしょ!」
いえ、まったく
「あんたのせいで勇者様がおかしくなっちゃったのよ!」
はえ?
「勇者様に何をしたのよ!」
「そもそも中級貴族の分際で私達七貴族や王族に楯突くなんて生意気なの!」
「何が天使よ!男のくせに賢者様にデレデレしちゃって気色悪い!」
………醜いなぁ
ユウ「女の子なんだから、もう少しおしとやかにしたら?妄想も激しいみたいだし…………お嫁さんの貰い手なくなるよ?」
というか
ユウ「勇者君がおかしいのは元からでしょ?僕は何もしてないし、興味もないよ……それに、ケイトさんにデレデレなんてしてないし?どこをどう見たらそうなるのかな?目が悪いの?それとも頭が悪いの?あ、両方か……」
クリス「貴族貴族ってうるさいメスだな、先祖が偉いだけでお前らが偉いわけじゃないだろ、身の程を弁えろ」
僕もクリスもプッツンしちゃったんだからね!
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