貴族の憂鬱~導入~

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僕の生まれはすごい貴族…らしい。 らしい というのは昔から、それが普通だったから分からないのだ。 しかし、確かに周りを見てみれば僕より貧しそうな生活をしている人はたくさんいる。 父上や母上は昔からそんな人たちを無くすよう帝王学などを僕に学ばせてきた。 …そう、まるで僕を見ていないかのように。
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