543人が本棚に入れています
本棚に追加
しかし、唐突だが、よく見れば庭に置かれている全てが調和している。
例えば、この[喜びの天使と哀しみの壺]。
笑顔の輝く天使が、いつまで満ちない哀しい壺を抱えているという意味の題だ。
この表情の豊かさが僕はとても好みだ。
他にも、[太陽と月]。
太陽と月を象徴した作品で、なかなかに美しい。
この太陽の光が、とても輝いている。
輝いていると言えば、[輝きから生まれる影]。
これは、輝きを表すギザギザとした白い彫刻と、影を表すのっぺりとした黒い彫刻だ。
少し切なくなるが、そこがまた良い。
そして、庭には一面を覆うカランコエ。
カランコエの花言葉は[小さな思い出]だそうだ。
本当に、惚れ惚れする。
最初のコメントを投稿しよう!