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「己一・・・。 きっと私は己一の事を嫌いになれないよ。 だってこんなにいい人は私の周りにいないから・・・。」 私の全てを受け入れ、いつも思いを汲んでくれようとした。 それだけで充分居心地が良かったから。 もしこれから己一と“恋人以外”の関係として縁を繋いでいけるのなら、きっと私は彼を離したくない。 友達として、相談相手として傍にいてくれれば、きっと私は安心して新たな生活に臨める。 だけどここで縁が切れてしまえば、私は不安を抱えながら1人きりで新生活を迎えなければならなかった。
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