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「明日の朝目覚めるまでは俺の彼女でいて欲しい。 その後の判断は笑美に任せるから・・・。」 「わかったよ・・・。」 私と己一はベンチから立ち上がり、目前の改札を通過した。 向かうのは1番ホーム。 このホームからは、小樽や手稲に向かう電車が主に発着している。 今夜で最後。 そう自分に言い聞かせながら再び気持ちに自己暗示を掛ける。 明日の朝目覚めるまで、慧への気持ちは胸の中に封印しよう。 そして今夜は、最後となる“己一の彼女”としての務めを全うしなければ・・・。
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