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「とにかく…記憶力が落ちてる夜に勉強してもほぼ効果は無いから、夜やるくらいなら翌日の昼にやれと言っているんだよ」
「休みの日の昼に勉強すると負けた気がする」
くそ、無限ループか。
おのれ…
「あー、もーよー息子」
と、ここで今までテレビを見ていた父が話に入って来た。
ただし、視線は画面を見たままだった。
「休みの日じゃない平日にちょいちょいお前が娘の勉強見てやれば良いんじゃないか、息子」
なんて絶望的な提案を軽々してくれるんだこの人は。
水以上に勉学に嫌われているような妹の勉強を見てやれだと?
僕になんて難易度の事を要求してくるんだ。
「それが嫌なら休みの日の過ごし方に文句なんかつけんな。等価交換はこの世の理だぜ?」
くそ、最近僕の部屋の漫画の並び順がずれている事があると思ったらやっぱりあんたか!!
鋼の錬金術師にハマりやがって!!
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