第1話

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「…とにかく、だ。休みの日でもせめて午前中に起きて来い」 結局。 僕はかなり譲歩することになったのだった。 本当ならちゃんと朝食までに起きて来るように言うつもりだったのだが。 この妹に勉強を教えるなんて僕には不可能だし、これ以上言っても無駄だろう。 「努力はするよ、きっと恐らく多分」 「努力する事くらいは約束してくれよ…」 「出来ない約束はしない主義!!」 威張るな。
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