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「葦華、いくら休みの日とは言え…」
「昼間で寝てるな、でしょ?いい加減覚えたよ、もう」
「覚える程言わすな」
「仕方ないじゃん、昨日寝たの遅かったんだもん!!」
「なら早く寝ろ」
「別に遊んでて遅くまで起きてた訳じゃないもん」
「ほう、じゃあ何故だ」
「勉強だよ勉強、stedy!!」
「勉強していたわりにはスペルが間違っているぞ」
「なんで会話で解るの!?」
「何となく解る。正しくはstudyだ」
「あ、eじゃなくてuか~」
「どうだ、解っただろう」
「あ、本当だ!!何故か解った!!」
「そしてお前の勉強していたと言う話が嘘であることも解ったな」
「う、嘘じゃないもん!!昨日は英語じゃなくて社会を勉強していたんだもん!!」
「良い国創ろう」
「頑張ろう」
「何の標語だ!!」
「だって突然そんな目標言われても…」
「目標じゃない、年号の語呂合わせだ。良い国創ろう、即ち1192年、鎌倉幕府」
「え?」
「え?」
「鎌倉幕府は1185で良い箱でしょ?」
「え?」
「え?」
「良い箱?」
「良い箱」
「鎌倉幕府?」
「鎌倉幕府」
「…」
「…」
「…ちょっと教科書持ってきて」
「…うん」
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