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「兄ちゃん。すまん、タバコ一本くれよ。」
「いいけど・・・。エコーだよ。」
「ああ。いいよ。サンキュ。ああ、うめえ。」
俺は缶コーヒーを一口飲むと、もう一本、エコーに火を点けた。
「エコーうまいな。ごほっ、ごほっ、強いけど。」
「まあね。でも安いよ。」
「250円だっけ?ありがとう、助かったよ。」
「どういたしまして。」
親父は喫煙所から出て行った。
俺もタバコの火を消して、喫煙所を出る。
これから仕事だ。
終わり。
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