第1章

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「兄ちゃん。すまん、タバコ一本くれよ。」 「いいけど・・・。エコーだよ。」 「ああ。いいよ。サンキュ。ああ、うめえ。」 俺は缶コーヒーを一口飲むと、もう一本、エコーに火を点けた。 「エコーうまいな。ごほっ、ごほっ、強いけど。」 「まあね。でも安いよ。」 「250円だっけ?ありがとう、助かったよ。」 「どういたしまして。」 親父は喫煙所から出て行った。 俺もタバコの火を消して、喫煙所を出る。 これから仕事だ。 終わり。
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