そして一年が経つ

23/24
前へ
/133ページ
次へ
結局僕が魔法をかけて眠らせ、精神病院に放り込んできた。退院するころには正常に戻っているとお医者さんは言っていたので、ひとまずは一件落着である。 最終手段まで出さざるをえないとは暴徒恐るべし。睡眠魔法を使って僕は非常に疲れた。消費魔力は大したことないんだけど、腰とか顎とかに負荷がかかる時がある。 なぜならサキュバスの睡眠魔法を受けると、必ずリアルすぎる淫夢を見るからだ(白弥さん談)。 しかも夢にでてくるのは術者の分身であり、その分身が吸った精は本体に還元されるのだ。 何が言いたいのかというと、淫夢の中の経験値がそのまま僕の経験値になるのだ。 …恥ずかしくて死にたい///。 今日は一日中顔が赤くなってしまった。 オーシデンス軍到着まであと2日。
/133ページ

最初のコメントを投稿しよう!

442人が本棚に入れています
本棚に追加