燃えろ萌えろ天高く

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地面がバトル漫画のように砕け散り、近くにいた人間どもを吹き飛ばしていく。 グン、と突き出した拳を大悟は地面に叩きつける。そして体勢を崩した僕に剣を振り落した。 大地すらバターのように切り裂く斬撃を横に体をずらすことで紙一重にかわし、空いた腹に回し蹴りを放つと偽者は数十メートル吹き飛んでいった。 すぐさま追撃を行いたいが僕の左肩からは、ぽたぽたと血がしたたり落ちていた。 蹴りを放った瞬間、偽者に切り付けられたのだ。太陽のもとでは十分な再生能力は得られ無いため、左腕はもう使えない。 しかし偽者も肋骨が何本か折れたのか、手を胸に当てて荒い息をしていた。 互いに近接戦闘の続行は不可能。 となれば。 偽者が右手から光の奔流が放たれ、僕の全身からは闇が粒子となって光を相殺する。 ここからは魔法の戦いだ。
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