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「探しに行くより待ってた方がいいかな。」
走りに行った程度ならすぐに戻ってくるだろうし。
『厄介なことになったわねー。』
「どういう事?」
『とりあえず私の指す方向に飛んでー。』
「どうすれば飛べるの?」
『あー、手伝うから私を持って。』
「うん。」
本を袋と一緒に抱きかかえる。
『いくわよー。』
掛け声(?)
と共に知識が頭の中に入り込んでくる。
その知識が僕の足りない部分を穴埋めし、僕は飛び方をなんとなく理解することができた。
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