異世界の皆さん、こんにちは

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「朝起きたら体がスゲー軽くなってて、つい試したくなったんだよ。」 「起きたら一言僕に声をかけていってくれてもよかったじゃないか。」 「それはゴメンな。体を動かしたくてうずうずしてたからし、気持ちよさそうに寝ている祐理を興すのも気が引けたからそっとしておいたんだ。」 「それで、その人は?」 「湖の上を走ってたら彼女、ソルが甲虫みたいな黒い鎧を身に着けた人たちと戦っていたから止めさせようとしたんだ。」 「その鎧の人たちを倒しちゃったの?」 うなずく大悟に思わずため息をつきたくなる。 もともと正義感の強いところがあったが、右も左もわからない今は少しくらい自重してもらいたい。 …僕もその正義感で助けられた一人だから言えないけど。 
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