はじめまして、村人さん

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「えっ、あの魔法って大悟が作ったの!?」 僕たちは、ソルさんが用意してくれた大量の料理を食べながら、魔法を教わっていた。 「そうだ。ダイゴに基本となる魔力の放出の方法を教えたら、すぐにあのように発展させてしまったのだ。恐らく、ダイゴには天賦の才があるのだろう。」 「へへっ。」 何だ、そのドヤ顔は。 そこはかとなくムカつく。 「君だって魔族ならば人よりうまく扱えるはずだ。」 「新米だけどね。」 ソルさんに僕らの身の上を話すと、意外なほど早く受け入れてくれた。 ソルさん曰はく、 「そんなこともあるだろう。」 とのことだった。
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