はじめまして、村人さん

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「そのマーネっていう街に行くのか?」 「そうだが、その前にある小さな町で衣服を調達しなければな。日没までにはつけるだろう。」 今は太陽が真上にあるので、そこそこ歩くことになりそうだ。 「ねぇ、飛んじゃダメなの?」 飛べば減るのは体力ではなく、魔力なので疲れたりはしない。 しかし、ソルさんは首を横に振る。 「見つかる恐れがあるから駄目だ。それに大した距離ではない、徒歩で十分だ。」 「それに祐理だけ飛んでいくのは卑怯だろー。」 「それが本音だよね…。」
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