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ふらふらと歩いていると不意に肩を掴まれた。
「よう、お嬢さん。一人で何しているんだい?よかったら俺たちと一緒に遊ばないかい。」
振り返ると、ニヤニヤと下卑た笑いを浮かべる男がいた。
その後ろから更に5人の若い男たちが、僕を囲むように歩いてくる。
全員の目が血走っていて、正気でないことがうかがえる。
きっと、僕に中てられた人なんだろう。
「俺たちと気持ちのいいことしようぜぇ。」
肩にかかる力が強くなる。
「嫌っ!」
ぐしゃっと音がした。
その手を振り払うように腕を振るうと、あっさりと男は手を離した。
いや、男の肘から先が持ち主の腕から外れ、地面を転がっていった。
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