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絶叫。
その声に周りの男たちも我に返り、悲鳴をあげながら逃げていく。
顔にかかった粘着質な液体を舐めとる。
「…おいしい。」
落ちた腕から滴っているのもごくりと飲み込む。
胸に空いた穴が少しだけ、ほんの少しだけ満たされた気がした。
「けど、まだまだ足りない。」
幸いにも、目の前に有り余るほど跳ねているのだ。
きっと満たされることだろう。
まずは目の前で転がリ回る肉塊に手を伸ばす。
もはや、それを餌としてしか見れなくなっていた。
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