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フードの男の手が輝き、レーザーが何本も飛んでくる。
「っ!」
あれはやばい。
あの光に当てたってはいけないと魔族の本能が警鐘を鳴らしている。
しかし慌てて逃げるもだんだんと精度が増していき、ついには左のふくらはぎを掠めた。
「ん~~~~!!!」
じゅぅ、と肉が焼ける音と激痛が走る。
しかも傷は再生する気配がない。
思わず街道の上を転がりまわる。
さらに光が走り、右足、右手、左手に光の矢が突き刺さる。
「っ、っ、っ、っ~~~~!!!!!!!」
僕は、痛みのあまり声にならない叫びをあげて意識を手放した。
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