こんにちは、同族の皆さん

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いつの間にか眠ってしっまていたようだ。 かすかに開いたドアからいい匂いが漂ってきて、空腹を思い起こさせる。 「ご飯の時間だわよぉ~。」 穏やかな声が聞こえた。 夜々さんがドアを開いてひょっこり顔を出し、手招きをしている。 「…ありがとうございます。」 案内されるままについていくと、暖炉のあるごちゃごちゃとした部屋に着いた。 床には本やら石やらが転がっていて、足場を見つけるもの一苦労だ。 「すまないね、さっきまで書架の奥にあった本を引っ張り出してて片付けがまだなんだ。」 部屋の中心にある丸テーブルのそばに座っている白弥さんが、物をどかして僕の席を作ってくれた。
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