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「さぁ?何にも分かんないな。」
え?
「ええっ!?さっきのは一体何のためにしたの!」
僕の核心に迫る話が聞けると思ったのに!
だから信用して秘密?の暴露もしたのに!!
「この本に書いてあることをそのまま読んだだけだからね。僕から言えることは、物語の主人公と君の状況が酷似していることだよ。」
にっこりと笑う白弥さんが恨めしい…
「ちょっと待って、物語って昔話なんでしょ?そんな昔の人と僕が似てるってどういう事なの。」
「この本では、1000年以上前に起きた災厄の中心人物が異世界人だったと記されている。」
かちゃかちゃ、と夜々さんが食器を洗う音がする。
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