異常捜査課

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ポーンと音が鳴り、扉が開く 「って、車で行くの!?」 「え、そうだけど。」 「飲むんでしょ?!」 「私はね?」 「…あ、つまり帰りは俺が運転ですか…」 「そういうこと♪」 車の鍵を開け、運転席に乗り込む。 慶は助手席に。 「さーって、行くわよー!!!」 「…はぁ」 地下の駐車場を出て、行きつけの居酒屋に向かった 「ラジオかけていい?」 「えーここはノリノリの音楽を…」 私が言い終わるより先に、慶は慣れた手つきでラジオをかける 『ザザッ……は、……です。』 「音楽がいーいー」 「運転に集中して」 「もー。これ私の車なのにー」 「うるさいなーもう」 『次のニュースです。最近、高校生から20代の若者の間で流行っているRPG、"earth"についてです。』 「あ、アース??」 私はなんだそれと続ける 「えっと……あった。これだよこれ」 慶がスマホを私に見せる 「いや今運転中だから見れない」 「あ、そっか。…えっとね、うーんなんていうんだろ…ゴットの命令…っていうかミッションをクリアしていって、地球を侵略するっていうゲームらしいよ」 「ふーん。なんだありがちなゲームじゃん」 「グラフィックがすごいキレイだかで人気があるらしいよ」 「へぇ~だったらFFでもやってろって感じ」 「それは俺ら世代な」 「つらっ」 そうこうしているうちに、居酒屋が近づいてきた。 いつもの駐車場に止めて、居酒屋に向かう のれんをくぐると「らっしゃーい」と親父さんの声が聞こえた 「へーい親父さーん。今日も来たぜぇー」 私はいつものカウンター席に腰掛ける 「どうもー」 慶も私の左隣に腰掛ける 「いつもありがとなー さ、今日は何にする?!」 「んーとね、とりあえず生2つと唐揚げ!!」 「はいよ!」 「おいあんま飲みすぎんなよ?」 「うるさいなー。あんたは保護者か!」 「みたいなもんだよもう…」
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