プロローグ

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 熱く、痛く、強く能に刻まれた言葉。 「悪魔、悪魔、悪魔…」 「僕は悪魔じゃない!」 耳を強く押さえても消えることのない、声に向かって叫ぶ。 深い暗闇にに落ちていく感覚が恐怖を呼び起こす。 「誰か、助けて!」 声を出そうと口を開くが、恐怖で声も出ない。 (…もう、動けない…) 一瞬にして恐怖の結晶が出現し、冷たく凍り付いてしまった。
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