スクール水着は人類の宝

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〈なーんかまおーさま、今日朝からすごくご機嫌だねー〉 "朝食を作りながら軽い調子で言う"シュリンに俺は鼻唄を歌いながら制服に着替え、笑顔で答える。 「んっふっふー、そりゃーご機嫌にもなるさ」 〈どしてー?〉 「だって今日は、待ちに待ったプールの授業があるからなぁ!」 そう!今日の学校にある授業でプールを使うのだ!授業は水着着用、つまり女子はスクール水着!ウヒョヒョー! 転校して1週間が経った。俺はこの日をどれだけ待ちに待っていた事か…! 〈プールか~、テレビで見たことあるよ。水の中に入るだけの何がいいのかわかんないなー私には〉 「ん?じゃあなんでビキニなんか着てるんだ?プールとか海とかに入りたいから着てるんじゃないの?」 〈これもテレビで見て、いいなーと思ったから着てるだけだよ。手作りビキニ!動きやすくて楽だし、見ててこーふんするでしょ?〉 「目玉焼き焦げるぞ」 セクシーポーズを取るシュリンに注意してテーブルにつく。湯気が立つコーヒーを見つめて興奮のあまり体を左右に揺らす。ちなみにシュリンのセクシーポーズに興奮した訳ではない。 〈ぷー!いいですよぉ別に。…よし、出来たよまおーさまー。愛情たっぷりの朝食でーっす!〉 「わーい」 ベーコンに目玉焼き、トーストを乗せた皿を二枚持ってテーブルに飛んできたシュリンから皿を受け取り、テーブルに向かい合うように置く。シュリンは正面にテーブルの上に直接座った。
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