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「おい、なにをしている。」
「あ!委員長だぁー!」
この人は風紀委員長の紅。
紅side
生徒会室に提出するものがあって向かっていると最近転校してきた奴と庵がもめていた。・・・どうかしたのか?
庵は俺を見るなりだきついてきついてきた。
「ほんと、庵はかわいいな。」
というと決まって
「可愛くないし」
と言ってくる。
「おい!お前誰なんだよ!!庵に抱き着くなよっ!」
なんだこの転校生。うるせぇ。注文多いし。
・・・ん?
なんか庵の腕が青黒くなっている。
・・・こいつがやったのか。
「おい、これやったのお前か?」
「だからなんだよ!!」
あっさりと自白しやがった。
「ちょっとついてきてもらおうか。庵を傷つけた罪は重いぞ。」
「なんでだよ!?俺はなんも悪いことしてないぞ!」
「黙れ。庵、お前は今すぐ保健室行けよ」
「はいはーい」
紅side end
あのあと、ちゃんと手当を受けて委員長にどうなったか聞いてみた。
どうやらモジャは理事長の甥だったらしく、その立場を使って停学一日ですませたらしい。
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