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6月ー。
梅雨の時期になった。
運動会も終わってみんなダラダラしている。
今日は昼休みに心春ちゃんに呼び出された。
「美穂ちゃんって本当に奏空君と付き合ってないの?」
心春ちゃんが真剣な顔で言った。
「な、何いきなり!?」
「もう言うけど、心春奏空君のこと好きだから。」
「えっ!?」
私は絶句した。
私は、奏空君と交換日記をしているので聞いてみた。
”奏空君は、心春ちゃんのことどう思ってる?”
”どう思ってるって、ただの幼馴染だよ。”
”じゃぁ他に好きな人でもいるの?”
”うん”
”何年生?”
”6年”
6年と言われた瞬間心が弾んだ。
私は交換日記をもとにいろいろ聞いてみた。
”友達から聞いたんだけど奏空君前5年生と付き合ってたって聞いたけど本当?”
”うん。本当。”
その瞬間、私の背中に漬物の石がのっかてきた気がした。
”今もその子と付き合ってるの?”
”いや、俺この前言ったじゃん、好きな人は6年生にいるって、ってかその人とはもう別れてるし。”
その言葉で漬物石が砕けたような気がした。
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