第1章

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8月ー。 告白して1ヶ月も経つので毎日一緒に登下校している。 そして、もちろん噂も広まった。 「美穂ちゃんと奏空君って付き合ってるんだって。」 「マジで~。」 「え~、私奏空君狙ってたのにな~。」 「でも、美穂ちゃんって、ロングヘアーで茶色い髪、くりくりした目にすらっとした長い脚。ちょ~、美少女だよね~。」 「ね~。」 「美穂ちゃん、他の男子にかなり狙われてたみたいだよ~。」 と完璧に噂は広まった。 「みんなー。おはよー。」 と、私と奏空君が教室に入ると、背筋がヒヤッとした後ろを見てみたそしたら、心春ちゃんが私のことを睨みつけていた。 私たちはこの噂が広まってからは一切喋ってない。
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