第1章

7/14
前へ
/14ページ
次へ
9月ー。 9月は私の誕生日があるんだ。今日はその誕生日でクラスみんなで、 お祝いしてくれるんだって。 パーティーが始まった。 「美穂さんはいこれプレゼント。」 奏空君がきれいにラッピングされた箱を渡してくれた。 「ありがとう!」 私は飛び跳ねた。 「なに?イチャイチャしちゃって。」 心春ちゃんが睨みつけてきた。 そして、心春ちゃん率いる女子が、 「奏空君はあなたみたいなブスよりも、心春ちゃんの方がお似合いと思うけど?」 グサッ! 私の心に、針が突き刺さった。 そして、そこからどんどんどん水が溢れてくる。止まらない速さで溢れてくる。 すると、ピタッと水が止まった。 それは、奏空君がこういってくれたから。 「周りから見たらお似合いじゃないかもしれない、でも俺は美穂さんが大好きだよ!」
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加