第1章

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10月ー。 この学校は少し変わっていて、10月に肝試しをするんだってしかも、伝統行事らしい。 私は暗くて怖~いのは苦手なんだけどね。 ペアは自由なんだけど、5人1組じゃないといけないらしいこれも伝統の決まり、私のペアは決まっているよ、愛美ちゃんと小雪ちゃん。 あっ!小雪ちゃんこと仲谷小雪ちゃんは(なかたにこゆき)は、ものすんごく明るいの!と男子は奏空君と春樹君。 あっ!春樹くんこと、谷山春樹君(たにやまはるき)は野球少年で、奏空君との相性がバッチリで、校内1のコンビなんだって。 私もびっくりしちゃった。春樹くんとは奏空君つながりで仲いいし、 楽しそうな、ペアになった。 「う~。怖~い。」 私は奏空君にしがみついた。 「小雪ちゃんと愛美ちゃんは怖いの平気なの?」 私がガクガク震えながら言った。 「うん。」 二人ともケロッとしている。 「美穂さんには俺がいるから大丈夫だよ。」 奏空君はそう言うと私の手を握ってくれた。 そう言ってくれたおかげ手を握ってくれたおかげで、ピタッと震えが止まった。そして暖かかった。
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