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バサバサバサ!
風により、ハチャメチャにはためくローブと服。
顔の肉もぶるぶると揺れ、俺の顔は、とんでもないことになっているだろう。
そんな俺は今、空から真っ逆さまに落ちている。
なんでこんな事になっているかというと、神様のせいですね。はい。
前に心の中でつぶやいた言葉が神様の逆鱗に触れ、狭間という空間から、なんとこの空の上空から落とされたのだ。
まったく遺憾である。
そして、この新しい世界にも重力があるらしく、さっきから下降速度がどんどん上がっている。
落ち始めてからだいぶ経っている気はするが、全く地上が見える気配がしない。
顔の筋肉はいい加減筋肉痛になりそうだし。
どれほど地上から離れているかわからないから、いつ地面に対面するのかもよくわからない。おちおち寝てもいられないのだ。
しかし、
対面する云々より、
このまま落ちてったら俺、死ぬんじゃね?
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