新たな世界

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「ふふふ、楼くん、空を飛ぶ気分はどうですか?」 「ふぁひゅふぁふぁ!?(神様!?)」  なんかこんな状況で神様話しかけてきたし。 気分はどうですか?じゃねーよ。てか助けろよ。 「え、無理ですよ。」  はぁ!?無理てどうゆうことだよ。 「基本、神は世界に干渉しませんから。だから、楼くんは楼くんの力でどうにかしないと。」  ぐぬぬ。それじゃ、神様は当てにできないのか・・・。 でも力といっても、何したらいいのかわからない。 地面と こんにちわ! するときの対処法なんて知らないっての。 「っへ、ふぉうはっふぁほは、はんはほふぇーはん! (って、こうなったのは、神様のせいじゃん!)」 アンタが落とさなかったらこんなことにはならなかっただろ! 「私のせいというより自分のせいでしょう。私のガラスのハートにヒビを入れたのですから。自業自得です。」  うっ。 て、おま、ガラスのハートってガラかよ。 「さて、そんな事より、どうするんです? 死んじゃいますよ?」  どうするといわれても、いろいろ混乱しすぎて頭が回らない。 とりあえず、考えないと ええっと、 空、風、飛ぶ、といえば・・・・鳥・・・・・・・・羽か! 「思いついたようですね。 でも時間は待ってはくれないようです。 地上が迫ってきていますよ。楼くん?」 「へっ?」  下を見ると、何千何万、いや、それ以上の大群衆が地上を覆い尽くしていた。
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