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ちょっとまって転生てあれですか。あの転生ですか。あのかの有名な世界への転生ですか。
いや、まだ確証はないんだ。ここで浮かれて落とされるという可能性だって、なくはない。ここは気を引き締めて慎重に・・・。
「ちなみにどこに・・・?」
「一応、貴方の希望を聞くつもりですが、なければ魔法と剣の世界にでもしようかと・・・」
「喜んでそこへ行かせていただきます。」
どうしよう、俺、今なら死ねるわ。
あ、もう死んでたな。
喜びに少し舞っていると神様が俺に話かけてきた。
心なしか少し口角が上がってる気がする。
「そんなに嬉しいんですか。」
「当たり前だろ。いったいいくつから夢に見てたと思ってる。」
幼いころから、魔法だのドラゴンだのファンタジーが大好きだった俺だぞ。
そして、決して叶うわけないと思ってた夢が叶うんだ。
嬉しくないわけがないだろ。
「嬉しいのはわかりますが、少し止まって。転生のことで話しがあります。」
そう言われ、俺はピタリと動きを止めた。
「まず、貴方にはその体のまま転生してもらいます。ああ、向こうの世界でも正常に動くようにするために少し体はいじらせてもらいますね。
そして魔法のことですが、どんな感じをお望みですか?」
え、望んじゃっていいの?
「いいですよ。あ、でも無理がない程度でお願いしますよ?」
何この展開とても嬉しいです。はい。
ニヤニヤがとまらないぜ。
「んじゃ、無限の魔力とか、全属性とかかな。できればでいいけど。」
新しい世界にいくならせっかくだし、ゆったり生きてたいしな。
いっそ世界最強とかになっちゃえば楽そうだし。な~んてな!
「ほう・・・。」
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