家族という存在

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「あ、そう」 無関心っぽく 言ってあげたのに。 「そんだけ?」 「え?何が?」 「…別に…何でもない」 はて? 聖くんは僕に何を 言って欲しいのかね? 首を傾げた俺に 聖はもう一度、 深いため息を吐くと 眉を斜めに下げて訴えた。 「あ…アドバイスとか ねーのかよ」 「へっ?」 「だから!!」 恥ずかしそうに 左手で口元を隠し 視線を泳がせる聖。
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