家族という存在

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浅い眠りから覚めて 重たい身体を無理やり起こす。 時計の時刻はもう 午後7時を回っていた。 そろそろ愛梨も 帰宅する頃だろうか。 けれどやっぱり俺は 家に帰る気になれなくて ベッドに座り込んで あのゲームの画面を広げる。 相変わらずブラックジャックに 送られて来ている 仲間申請の数の多さに 失笑しながら ひとつひとつ、 そのメッセージを 開いてみた。
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