家族という存在

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『だけどね、 あの一緒にいた男性と お別れして一人で産むって 言ってた』 「はぁっ?!」 『詳しい事はお手紙に 書いてあるみたいだから お願い、読んであげて』 思わず無言になってしまった俺に 愛梨は電話の向こうから 諭すように語りかける。 『千里さん、 本当はとても子供が 欲しかったんだと思う。 聖さんの子供も 本当は産みたかったって。 だから千里さんの話も 聞いてあげて下さい。 たった一人の妹さんだから』
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