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扉が強く開き、その部屋の中にいた兵士二人の首が瞬時に落ちた。切り落とされた。
老人の首を持った青年は侵入者に気がつき振り替える。
そこに居たのはは我を失っているとしか思えないほど怒り、哀しんでいる少年の姿だった。
兵士「何者だ!!」
兵士が少年を取り囲み武器を構える。
しかし攻撃を仕掛けようとしたところで後ろからの大きな声にピタリと動きを止めた。
兵士「ドレル様?」
見た目は20代前半くらいのドレルと言う青年はもう一度叫ぶ。
ドレル「もう一度言う!誰も手を出すな!! …怒り狂う哀れな少年よ、怨むなら無能な主を憎むがいい!!」
まだ15歳前後であろう怒り狂う少年に刃を向ける、それを合図に少年もドレルに向かって突進した。
少年「キサマアアァァァァァァァァ!!」
主か、もしかすると父親を殺された怒りを剥き出しにしながら、眼からは大量の涙を流しながらその少年は剣を…
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