第1章

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その日から僕は、死ね、と吐き捨てることに躊躇うことはなかった。 僕を嘲笑ったやつ。 僕を馬鹿にしたやつ。 僕を嫌ったやつ。 僕より能力が高いやつ。 僕が苦手なやつ。 僕が嫌いなやつ。 僕はもともと友達が多い人、で通っていたからそこまで死ねと吐き捨てたやつは少なかったけれど。 爽快だった。とても素晴らしい人生を送った。邪魔なやつは僕の一言で死ぬ。死ね、死ね、そう吐き捨てた人生だった。
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