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午前中と同じようにまた午後の授業も聞き流して、やってきた放課後。昼休みにちょっと息抜きできたおかげで、またいつも通りに振る舞える。今日は用事もないし3人でどっかに寄るかな。
Γ今日部活ないし久々にみんなで帰るか｡｣
Γいいなそれ｡｣
Γわりー、今日は一緒に帰れねーや｡｣
Γなんか用じ…｡｣
その言葉は続く必要がなかった。教室の扉のところに恥ずかしそうにしながらもはにかむ女子―遙チャン―がいたから。カノジョを前にデレデレしながら、待っててと声をかけている。
Γ…という訳で、じゃーな｡｣
ちょっと照れくさそうにこっちを向いて言った後、あっさりと彼女の元へ走り出した。
Γ行っちゃったな…｡えーと、何か食べにいこ｡｣
そう言われこっちの返事も聞かないまま手を引かれ、学校近くのファーストフード店に連れて行かれた。
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