第1章

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アスファルトの 照り返しが眩しい 鉄筋が擦れる音 雑多な人間の掛け声 噎ぶような蒸気 そこは 私のような 力仕事とは無縁の女が 入ることは 許されない空間に思えた 意を決して 近くにいた人に 話しかける 話しに応じてくれる間 いろんな男の人の視線を感じた
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