初めまして

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「天然理心流と池田屋事件」について。 私の仕事関係の知人で、京都の試衛館に通っている人が居て、雑談がてら天然理心流についてお話しをした事があった。 天然理心流の道場は確か日本に3箇所しかなくて、京都、東京、茨城県の結城だったかな? にあるらしい。 直系の師範が直接教えているから、道場数が少ないのだとか。 私も天然理心流には興味があった。でも、実は住み慣れた東京を離れて地方に引越してしまった為、道場通いは無理。 天然理心流は、いわゆるいいとこ取りの流派で、一番新しい。 新選組のお話では必ず語られる池田屋事件でも、主な幹部は天然理心流だったはず。 実際、何で彼らが低い天井の池田屋で立ち回れたのかが不思議で、知人聞いてみた。 一番の大きな理由は刀、との事だった。 あれ、細かい長さを忘れちゃったけど、天然理心流で使う刀は小太刀よりは長く、大刀よりは大分短いらしい。 技も、殺人をするのに的確に仕留められる様なものが多いらしく、何だかその説明を聞いて、納得してしまった。 一旦刀を引いて、鞘におさめる途中から切り替えし抜刀して相手を切る(だまし討ち?)スピードは、天然理心流の技がとても速いらしい。 習う内容は、柔術、剣術、棒術と、確かもう一つあった様な・・・。(もう忘れてる) 護身術を習うなら、派手な大会はないけれど、個人的には古武術が一番いいなぁと思う。 引越し先のここは宮本武蔵の出身地で、天然理心流が最新の武術なら、最古と言われる古武術、竹内流がある。戦国時代かそれ以前からある武術の流派だそうで、知人が、「県北のどこどこの村人には気をつけろ、って言われてたんだよ。」と言っていた。 確かに宗家が県北で、どうやら代々そこ村の人達は棒術に長けていたらしい。 とは言っても、私が調べたんじゃなくて実際やってる人や知人から聞いた話なので、どこまでが合っているのかわかりません。 天然理心流をしている知人は、兎に角変わっている御仁で、今でも仲間と京都で芸子遊びをしたり、仕事の傍(どっちが本業なんだと思いますが)、時には信長の家来になったり、刑事やったり、医者やったり、浪人になったり。 週末の役員会に私が出席できず、会えなくて残念です。会ったらもっと、天然理心流の事を聞こうと思っていましたが。 まぁ、でも試衛館の人達の刀の長さって、思い付きませんでした。
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