第一章

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私がこうきのほうをみると、こうきもタジタジという感じ。 笑ってくれた。 それだけで少し私は胸の締め付けを感じる。 しばらくして解散ということになった。 ショッピングモールの前にある電車にのっていく。 残念ながら私一人は上り電車、三人は下り電車だった。 こうきともう少しいたいな、なんて思いながら。 そこで私はスイカを忘れたことに気づく。 きっぷを買わなきゃ。 前を歩く三人に声をかけようかまよったが、それほど空気のよくないみんなに声をかけるのも悪いと思い、一人できっぷ売場でお金をいれていく。 …なんか少し寂しいな。 なんて。 それほど親しい面子で遊んでいないのだものしょうがない。 顔をあわせてしまえばこんなものなんだろうなーと現実をみてしまった。 そんなこんなで出てきたきっぷをとり改札にむかった。 みんな行っちゃったな。 なんてしょんぼりしてたら、改札の手前で見知った顔。 こうきがたってた。
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