サムシング・ブルー

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「あっ、じゃあスクリュードライバーを…」 「へぇ、意外。 お酒、強いじゃん。凛ちゃん」 「別に強くは…ただ、それだけはいくら飲んでも酔わないだけで…」 「残念、そうらしいぞ?藤原」 「……もう、喋るな、吉沢。 もう、よろしいですね?秋澤さん」 そのまま私の背中を押して、一番奥のテーブル席に座る事になった。 隣は壁。 だけど、壁に直接書いてある英字。意味はわからないけれど、オシャレだな。 二人で白色のゆったり座れる、クッションが気持ちいい椅子に座る。一人で座るには勿体無いくらい大きい椅子だ。 「先ほどの吉沢が言っていたこと、気にしないで下さいね」 藤原さんが軽く咳払いをして言った。 やっぱりこの人、恥ずかしい事があると咳払いするんだ。
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