プロローグ

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目を疑ったのは俺だけではないだろう。 床に倒れ伏してさめざめと泣いていた谷口も呆気に取られ口をあんぐり開けている。 他のクラスの面々も同上。 実に間抜け面だ。 まぁ、きっと俺も同じような面をしていただろうがな。 そのミニハルヒはざっとクラスを眺めると実に満足そうな笑みを浮かべて席に向かった。 自分の席に着いたはいいがやたら戸惑っている。両手で椅子を引き、よいしょっと声をあげ、軽くジャンプして着席。そのまま机に突っ伏し始めやがった。 なんと俺の席の後ろだ。当然の話・・・といってよいのやら。 いよいよ、クラスが静かになった。 有り得ないほどの静寂。 誰かが息を飲む音か゛クリアに聞こえるほどだ。
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