プロローグ

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岡部担任が教壇を降り、疑惑の念を顔に浮かべながら俺に近寄ってくる。 いや、ハルヒの席に近づいてゆく。 ミニハルヒは当然のことながら座高が低い。机に顔を伏せてるんだから尚更だ。 高校生平均の座高を持つ俺が前に座っているとその姿を捉える事はできない。(決して俺の足が短いというわけじゃないぞ。そこ勘違いしないように) つまり、かなり近寄らなければ目視できないということだ。 何にせよこれはまずい。 人間が二日間でここまで縮むなんてことこの世界ではあってはならないことなんだ。 まぁ、俺がいっても何の説得力もないが。 ともかく、今この教室は日常の時間。日常の場所。 少なくともこんな非日常が顔を出していい時間なんかじゃない! ここで俺はある決断をする。 日常をこよなく愛する俺にとっては、とてつもない苦渋の決断だ。 お袋許してくれ、俺は馬鹿な子供です・・・。
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